伊東深水の絵が映る角度で。
いつ見ても気持ちが華やぎます。
歌舞伎座にて
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」拝見。
仁左衛門さんが帯状疱疹発症のため
急遽、の演目で、新派に鞍替えした
河合雪之丞(元、春猿)が亀遊役の他
新派の人がいっぱい出演してました。
もちろん女優たちも!
わたくしは新派も好きなのですが
有吉佐和子のこの芝居
果たして歌舞伎か?というと
歌舞伎ではないよね、それを
歌舞伎座でみるという不思議体験です。
とにかく玉三郎が早口でよく喋るので
これも歌舞伎ではなかなか見れない部分。
三味線も相変わらずサラリと弾くし
ファンとしてはみっちみちに楽しめます。
新派の女性陣も一応みなさん
三味線弾けててさすがですね。
玉三郎が小窓を開けると
真っ暗な舞台に陽が射し込むオープニング
なんて素敵な演出でしょう。
全体的にライティング綺麗でした。
遊郭でおきた「とある事件」が
瓦版や関係者の証言で
事実が都合よく解釈されたり
嘘が混じったり・・・という話ですが
実際、災害や殺人の報道でも
真実が完全に消えたわけではないものの
当事者にしてみれば
「こんな話になっちゃったの?」
ってことあると思います。
私は檀れいの遊亀の時を
観てるんだけど、檀れいは華やかな
花魁姿で登場したのに、今回遊亀をつとめる
河合雪之丞は病み上がり感出すためか
あまりパッとしない化粧と衣装。
すごく綺麗な役者なんだから
もっと盛っても良いのでは?
色々あった喜多村緑郎も出てました。
ほぼずっと座ってるので
身長の高さをまるで活かせなくて
可愛そうだったけど。
花横ブロックを買ったのに
花道演出はまるでなかった。でも
玉三郎の立位体前屈可愛かった。
横浜名物わんさか買えるのも
嬉しい、めでたい焼きも
100個積まれてました。
DJ KAZURU
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