気狂いピエロの原作が翻訳されました。
JPベルモンドとゴダールの
コンビが大好きですが、原作はアメリカの
犯罪小説なのですね、先に映画とは無関係の
「気狂いピエロ」というタイトルの本が
出てたためそちらが流通してたようですが
原作は「Obsession」が原題の本作だそうです。
翻訳も軽妙で
楽しく読めました。
映画の方は
Elle est retrouvée.
Quoi ? L’éternité.
C’est la mer allée
Avec le soleil.
「見つかった。
何が?
永遠が。
海と溶け合う太陽が」
がキャッチコピーのように
なってますが、ランボーの詩も当然
本作には出てきません。
なにもしないがゆえに流され
犯罪に巻き込まれていく男の転落劇。
映画は今更言うまでもありませんが
ベルモンドの一挙手一投足が
クールでたまらない、それだけで
観ちゃう映画。改めて
4Kリマスターを拝見したいものです
(東京の上映はもう終わってた・・・)。
タイトルがタイトルだけに
TV放送にはかかりにくいのですが
先日BSで「勝手にしやがれ」は
放映されていました。
開始一分で車泥棒
五分で警官殺しに、女を巻き込み
妊娠させて金をちょろまかす
最低な男を
ベルモンドが演じていますが
すべてが魅力的にうつる
とんでもない俳優です。
DJ KAZURU
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