「東京は夜の七時」のスペイン語バージョンの
7インチシングルがディスクユニオンのレーベルから
リリースされました。
CDは昨年出たのでそれに続くアナログ盤です。
作曲者の元ピチカートファイヴの小西康陽が
帯で「知り合いのDJが喜びそう、などと思いつつ
聴いたら、じぶんがいちばんハマりました。」と
言っていましたが、いよいよDJがクラブで
流すことになるのでしょう。
今は、海外のDJが日本のシティポップを流して
世界的にちょっとしたブームになっていますが
キューバ音楽も何かのきっかけでブレイクする
かもしれません。
YouTubeやサブスク全盛の中、どこで何が
起きるかわからない時代なのです。
今までもDJやミュージシャンが、たまにラテンを
取り上げたりしていますが、実際、ここ10年から
20年のものを理解して紹介したり、
サウンドに取り入れたりしている人は皆無。
オールドラテンやアフロキューバンのアナログ盤を
追いかけているだけ。
たぶん、ラテン・キューバンのリズムの神髄を
理解できている人がいないのでしょう。
このKonoさんの盤は今のキューバのリズムやアンサンブル
がそのままアナログ化されたもの。
理解できなくても素晴らしさは伝わることでしょう。
(2022.7.3 福田カズノブ)
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