
佐藤愛子×田辺聖子 対談
「男の背中、女のお尻」拝読。
やはり生まれた時代のせい、ってことが
有りますから二人とも
大正の終わり、昭和の始め生まれなので
戦争で騙されてきた女性です。
その経験から自分の物差しを
磨いていくというのは残念ながら
我々にはできないのですけど
なにかを信じて青春を棒にフッた
とかいうことなら
ある人も多いと思われるので、そこから
何を学んでどう自分の生き方を
真っ直ぐ伸ばしてやるかって意味では
女の先輩の話を聞くのは面白いですよ、あ
もちろん賢い女に限るけどね。
佐藤愛子の亭主が
会社潰してジャンジャン電話かかってたときに
実は亭主は片岡千恵蔵の2号の家でマージャンしていたと。
それでカンカンになった佐藤愛子は
帰ってきたら風呂の水ぶっかけてやろうと思って玄関にバケツを準備、玄関水浸しになると掃除が大変だから半歩くらい入ってきたとこでバッとかける
戦時中の防空演習の効果が出てうまいこといった。
この話は面白かったですね
女はあとの始末や経済まで考えるから高い食器を投げつけるなんてことはしない、
石原慎太郎よろしく
ズブっと障子に穴開けるなんてあとに張り替えること考えたらしないわけです。
こんな調子で
男女の差をネタに話は続きます。
もちろん令和の現代と感覚違うこともありますが、賢い女はどのように男との付き合いを楽しんできたのか、が覗けて面白かったです。
巻末は女が3人で男性作家のルックスをジャッジ。
令和の世ではできない企画だね。
江藤淳について
「宿屋の番頭ヅラなのよ、庶民が見えない。
底辺のことは全然わかってないのに、日本をリードするツラをしてるから困っちゃうの」
は可笑しかった!
言いたいことを何一つ言えず
家の方針で結婚相手が決まった。
そんな女たちがこうやって
権威的な男性作家をこき下ろす。
そんな時代が70年代には来てたってことです
(初出は1975年)。
彼女たちがいたから
自分はずーっと好き放題生きてるんだよな、と
いう思いは常にあります。
DJ KAZURU
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