「大俳優 丹波哲郎」拝読。
丹波哲郎も
来年で生きてれば100歳なんですね。
ダーティ工藤がインタビュアーとなって
丹波哲郎に幼少期から
軍隊時代から始まってこれまでの
来歴をずーっと聞いていくという内容。
女中相手の初体験までさらりと
告白してますよ。
丹波哲郎は答えてるだけなんだけど
なぜかめちゃくちゃ面白い。
「軍隊では成績悪いくせに
態度がデカかった」
に始まって、まずは映画界で大物になる
はるか昔から態度のデカさを
貫いてきたことがわかるのですが
GHQに関わってたときも
英語はほぼほぼハッタリで生き抜いて
実際喋れるようになったのは40歳前後
映画でLAのプロダクションから声がかかって
映画に出てる間付き合ったガールフレンドのおかげ
みたいな話とか。
007シリーズの撮影についても
色々暴露してます。
俳優の誰と誰ができてたとか
あいつに金を貸したとか
なんか週刊誌に載ってそうな話ですが
当時の映画の世界って魅力的ですから
たいへん面白かった。
彼も大好きな仲代達矢との共演作
「切腹」では二人の決闘シーンのため
いい塩梅の雲を待って、なんと
15日も待ったそうです。
小林正樹監督のこだわり凄すぎる。
巻末にすべての映像作品を網羅した
資料がついてます。
いやー、よくまとめたものです。
ワイズ出版はこういう企画が
本当にうまいですね。
昔の映画好きにはありがたい出版社。
DJ KAZURU
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