文楽一部。
一部と二部が通しになっているのですが
体力もないのでまず一部。
通し上演というのは国立劇場の
使命の一つになってるようですが
自分のように疲れちゃうから分けて
別日に鑑賞する人には
どうでもいいっちゃどうでもいいけどね。
「碁太平記白石噺」より
田植えの段と逆井村の段。
前半が良かったです。
というか若手の技芸員の
少しづつの成長が感じられるぶん
落ち着いた中堅の芸よりも
楽しめるのかな?
田植えの段の最後
床が回ったあとに、だんまり的な
表現で鏡を奪い合うところが
なかなかいい演出でした。
最初の段の口は咲寿太夫×友之助の
若手コンビですが
釣り合いがとれてた。
この友之助という三味線弾きは
藝大実技の日に高熱を出して受験できず
途方に暮れたところでポスターをみて
文楽の研修生になったという
面白い経歴の人です。
コントラバスで受験したそうですが
義太夫三味線も三味線の中では
一番低く太い音が出ますから
こんな転身もありかもです。
続く奥の藤太夫×清友も
いい床でした。
清友さんの三味線が澄んで聴こえました。
記念スタンプもご時世柄
いまは足で踏むスタイルになってます
くろごちゃんもいてかわいい。
DJ KAZURU
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