文楽二部
「寿柱万歳」
「碁太平記白石噺」の
浅草雷門の段と
新吉原揚屋の段。
まだ暑いので麻着物です。
咲太夫さんの
「ぷぷ、善き哉。ぷぷぷ」が
ツボでした。
全体に話がすっと入ってきて
さすがとしか言いようがないけど咲太夫さん×燕三さんのおかげで二部とってもいい。
どじょうが勘九郎にあの世行きになるぞ!とか言って徐々に賽銭釣り上げて、お金を出させるやり口も、統一教会のお布施集金システムみたいで笑っちゃいました。
曽我兄弟の貸本が
傾城の部屋に届けられて
その時は単なる読み物なんだけど
その物語に合わせてラスト
敵討ちをしたい姉妹が説得させられるところもいい流れです。
傾城宮城野のような
重い人形を遣うのは、もう
最後かもしれないと
和生さんがインタビューで言っていたのでとてもとてもありがたく拝見しました。
国立劇場も来年建て替えで
新しくなるのは7年後だそうです。
技芸員もその間に引退する人もいるだろうし
客もこれを機に足が遠のく人もいるでしょう。
私も現行の国立劇場が好きなので、考えてしまいます。
DJ KAZURU
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