小編成のオケと能声楽のコラボは
相変わらず刺激的な曲の数々。
オケのコンマスと指揮者はインパネス風の
ジャケットでした。
ヴィオラと青木涼子が
揺れながら演奏するユニークなMANTRAは
言葉はないが反復に没頭してゆくような
構成で印象的。
六曲中三曲が青木涼子の入った曲
その存在感は絶大で、改めて
世界の宝だと思う。
客入りは満員とはいかないけど
日本ではまだまだ
知られてないのだから仕方ないよね
ヨーロッパの現代音楽シーンのほうが
進んでるんだろうな。
後半一曲目は
オケのメンバーがテーブルについて
声と机を叩く音と顔の動きで演奏。
作曲家いわく
コンセルヴァトワールで
審査員がテーブルに並んで批評するから、
こっちも同じスタイルで
演奏してやったという説明でした。
この日唯一のヴァイオリンソロは
成田達輝、素晴らしい技術。
この作品は庄司紗矢香が初演だったそう。
作曲家の
細川俊夫はシャーマンに興味があり
あの世とこの世の間を表現したいそうだ。
それって能だよね、だから
青木涼子が好きなのね。
ラストはレインボーカラーの衣装で
青木涼子が再登場。
外国人作曲家が
日本の古典を扱うので
やはり言葉の用い方に
不思議な部分はあるんだけど、そこも
含めて一瞬たりとも聴き逃がせない
緊迫感。
能の道成寺はよく知らないけど
「日高川を渡り〜」のあたりは
ラップのようだった。
紀尾井ホールいいな。
到着早々ワイン飲んだ。
DJ KAZURU
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