正月は駿河台下さゝまの
紅梅と老松をいただきました。
本当によいお菓子なのです。
・・・
昨年は小さい曲を
たくさんお稽古しました。
「傀儡師」
「犬神」
「猿廻し」
「忍び車」
「瓢箪鯰」
など。
大曲にくらべると
細かい部分の工夫が必要な
洒脱な曲が多くて楽しかった。
長唄の王道曲ではないものも
身につける機会となり
良かったです。
だいたい一つの曲を
3回ほどの稽古で仕上げていきます。
お稽古を始めた頃は
3ヶ月くらい同じ曲をやっていたので
だいぶ進歩を感じます。
三味線はそんな感じですが
唄は半年くらいかけないと
いまだに一曲が理解できません。
昨年末も紅白をさらっと見ましたが
知らん曲ばかりでも、その気になれば
すぐに一緒に歌うことができる曲が
多かった。なのに
長唄のフシはなかなか理解できない。
理解できないまま10年ほどやっていますが
今年は国立劇場で「京鹿子娘道成寺」を唄います。
ソロも少しだけあるのです。
先日
小津の「彼岸花」を
鑑賞しましたが、夫の佐分利信さんの
帰りを待つ田中絹代さんが、ウキウキで聴いてた
ラジオの曲が娘道成寺。
昭和33年の映画ですが、この頃の
観客には娘道成寺のフシも歌詞も
馴染みがあったのでしょうか。
DJ KAZURU
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