「盛り場で生きる」
フリート横田 著、拝読。
歓楽街と呼ばれる土地の人達。
上野でひっそり客を待つ男娼、
いつの間にか舞台に立たされていた
ストリッパー、
マドンナのライク・ア・ヴァージンを
陽気に歌うフィリピンパブの女性、
韓国クラブ経営者、
などなどを生業としてきた人たちの
聞き取り。
ゲイカルチャーを牽引してきた
バディの編集長は2丁目で有名な
ゲイ関連の店
ルミエールも経営してるんですね
ここは行ったことあるし、バディも
面白い文章が(昔は)読めたので
ほおほお、と思いながら捲った経験あります。
時代的に昭和のゲイは
それこそ人に石投げられるような
存在だったので、日陰エピソードが
いっぱい出てくるのは分かります。
やはり長年
男に食い物にされてるストリッパーの
話なんかは辛かったですね。
肉体をすり減らすうちに
思考も停止したとしか思えないのですが
周囲の言いなりになってしまって
そこから抜け出そうとも思わなく
なってしまっている。
これは今の時代でも
変わらない精神構造なのでは?
他にディスコダンスで名を馳せた
テディ団、大塚三業地最後の芸者
見世物小屋の露天商など
今話を聞いておかないと、当時
何があったのか分からなくなってしまう
人たちのインタビュー盛り沢山でした。
DJ KAZURU
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