Egrem 0990
Released 2009
1. Resumen De Los 90
2. Que Buscas
3. Historia Verdadera
4. Mi Musica
5. Despues De Un Beso
6. Vivencias
7. Nina Bonita
8. Cuando El Rio Suena
9. Oni Oni
10. Confiesale
11. Las Cosas De Un Amigo
そのジャンルの音楽をなぜ聴き始めたのか、
なぜ夢中になってしまったのか、
それは今まで聴いたことのないサウンドに出会い
衝撃をうけてしまったことが、
きっかけになっているのだと思います。
私の場合、NGがきっかけで、その後チャランガ・アバネーラ、
パウロ、マノリン、クリマックスが次々にデビューし、
衝撃を受けてしまったのですが、
ティンバも2002年以降、音楽スタイルが成熟していくに従って、
そのような感銘を受けるバンドやアルバムは少なくなってきました。
それは、聴き手である自分の感性に
素直さがなくなってしまったことにもよるのですが、
キューバ音楽全般にに魅力的な作品が少なくなってしまったことにも
原因がありました。
2009年満を持して発表されたアレキサンダー・アブリュ率いる
Havana D Primera のデビュー作は久々に感動を覚えた衝撃作でした。
その破壊的ともいえる静と動のコントラスト。
ルンバ、ソン、ヌエバ・トローバの要素をそのままティンバへと昇華した
サウンドは、まさに今までどこにもなかったものです。
リーダーのアレキサンダー・アブリュが歩んできた道は、
ティンバの歴史そのもの。
キューバのNO.1トランペッターであることに
異を唱えるキューバ人ミュージシャンはおそらくいないでしょう。
そのキャリアの一部を挙げると、
パウロの初期メンバーでシーンに登場。
イサック、イラケレ、カルロスマヌエル、マノリン、ソル・イ・ソウル、
ファン・マヌエル・セルート、ハイラ、ダイロンなど数多くのバンドに参加、
企画もののCDでも彼のクレジットがないもののほうが少ないほど、
超がつく最高、最強のトランペッター なのです。
そのアレキサンダーが、そうそうたるメンバーを率いて、
ハバナでライブを行うようになったのは数年前から。
ここで特筆すべきは、トランペット奏者である彼が
なんとリード・ボーカリストとして全曲歌っていること。
このボーカルが、ロスバンバンのロベルトンばりの声で
ルンバ色の強い一級のもの。
コンポーザー、サウンド・ディレクターであるのは納得なのですが、
まさに予想外でした。
大物ミュージシャンが率いるAクラスのバンドが突如登場し、
その唸らざるをえない各曲を前にして、
キューバ音楽はまだこんな力があるのかと
嬉しい驚きに包まれました。
ほめすぎと言われるかもしれませんが、私にとっては
「数年に一度の傑作」と絶賛するしかない一枚です。
(福田カズノブ)
ご無沙汰しておりました。定期巡回散歩で立ち寄って
読ませてはいただいておりましたが。そしてついに
これのディスク・レビューがきましたかと思わず書き込みを。
私の方も、8月はじめ頃、パソコン故障明けで仕方なく
ハバナ名入りバンドで動画検索していて、偶然目に留まり、
10番の曲動画を貼付したのでした。また同じ頃在英の
クバニータさんも素晴らしいとブログ記事で紹介してた
のを思い出しました。キューバもの動画で100曲貼付
超えて、そろそろネタきれ気味ですが、まだしばらくは
しつこく動画探索を続けていきたいと思っております。
ボンさんお久しぶりです。
そして書き込みありがとうございます。
こういうバンドが出てくることを
待ち望んでいましたので、
久々の大絶賛となりました。
生で見たいバンドですね。
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