文楽第二部
国性爺合戦@国立劇場。
近松門左衛門の珍しい外国が舞台のもの。
序盤が和藤内の虎退治なので
虎が出てくるのですが
散々動き回って最終的に
床に上がろうとして三輪太夫に
扇子でペシーンと叩かれるので大ウケです。
甘輝が味方になれば
水路に白いおしろい
聞き入れなければ
紅を流すって椿三十郎みたいだ。
善悪ふたつは白妙と唐紅の川水に
心をつけて御覧ぜよ。さらば。
織太夫✕藤蔵の最後全部持ってった感。
小住太夫、呂勢太夫
錣太夫と、すべてとても良かったのにね。
あんなハイパワーで語れるのかって
そりゃもう驚愕でした。
特に笑いのテクニック
鼓膜破れるかと思うほどに
押し出しが強かった。
藤蔵の三味線と
二人で生み出す力強い床。
こんなものそうそう聴けませんよ。
一生忘れられないな。
簑二郎さんの人形は
もう少し憂いがあってもいいのかな。
簑助さんだったらどうするだろう。
玉助さんは
立派で地位のある男の役が本当にいい。
今月の文楽、これで終了。
DJ KAZURU
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