朝日新聞をめくっていると
バート・バカラックの追悼記事を
椎名林檎嬢が書いているのが目に止まりました。
甘味も酸味も、ときには苦味まで
調和させて初めて人様へお届けできる
メッセージになる。
などと、なかなか名文ですが
それよりハッとしたのは
バカラックの名曲として
「ディオンヌ・ワーウィックの
サンホセへの道」
が、上がっていたことです。
そうだ、これもバカラックだった。
私がバカラックで一番好きな曲は
これかもしれない、というか
DJ人生で一番使ったバカラックは
「Do you know the way to SAN JOSE」です。
ディオンヌ・ワーウィックは
様々なゲストを招き一曲づつ
レコーディングしたアルバム
「マイ フレンズ&ミイ」というのがあり
そこでセリア・クルースと、この
サン・ホセをデュエットしています。
ただ、このアルバムじゃない音源で
聴いた気がするので
他にも収録されているのかもです。
原曲の良さは当然ですが
グルーヴ抑えめの
穏やかなサルサのリズムに乗った
ふたりの歌唱が
どんどん熱くなっていって、最後に
セリアが中南米各国の国名を
連呼していくとこなどものすごい
郷愁にかられて(私、日本人なのに)涙が
いつも出ます。
ディオンヌ・ワーウィックは
もちろんすごい、しかしセリア・クルースの
破壊的に人を音楽に巻き込んでしまう
性質が隠しきれなくって
ああ音楽って楽しくて踊りだしたくなって
そして泣いちゃうものだよね、と
確認してしまう。
ディオンヌ・ワーウィックが録音したもの中でも
異色。そして
ぜひ多くの人に聴いてほしい一曲です。
DJ KAZURU
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