ダニエル・シュミット監督
「書かれた顔」。
渋谷ユーロスペースにて拝見。
28年前の作品の
4Kレストア版。
玉三郎のほか
大好きな杉村春子や
武原はんも出てるというので
興味津々。
名女優や舞踊家だけでなく
明治43年に16歳で
柳橋に出た101歳の芸者による
弾き唄いまで出てきて、
どういうチョイスで
こうした人選になったのかは
わかりませんが、監督が
身体を使って「女」をやってる
日本の芸術家たちに興味がある
ということはわかりました。
彼らが老いて肉体が死ねば
すべて失くなる、その前に
映像におさめたい気持ちもあったでしょう。
あと
結果的に高齢のレジェンドたちを
合間合間に配してるのは
このくらいすごい人たちでないと
玉三郎と釣り合い取れないから?
杉村春子、映画「晩菊」のシーンが流れて興奮。
林芙美子の「晩菊」大好きな小説。
映画も観たいな。
全体としては
玉三郎のインタビューや
楽屋での様子のほか
舞台で演じる玉三郎を
見つめる観客席の玉三郎が
交互に出たり
不思議なカットで構成されてます。
演目は
鷺娘、関の扉、八岐の大蛇など。
劇中映画の
「トワイライト芸者」は
二人の男の間で揺れる玉三郎の前に、
大野一雄が舞踏を見せるという謎な映像。
88歳の武原はんが
踊るシーンは、六本木の
はん居で撮影したと思われます。
一度だけ行ったことあるけど
橋掛かりを通って舞台に出る
すごい空間だった。
ポスター貰った!美しい鷺娘。
DJ KAZURU
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