花房観音「女の旅」拝読。
ストリップ小屋
ラブホテル
緊搏ショウ
元売春宿…
性にまつわる場所を
全国旅して雑感を綴るエッセイ。
花房観音は団鬼六賞で
世にに出てきた人で
数冊小説を読みましたが
今回びっくりしたのは
10代のころからセックスにむちゃくちゃ
興味を持っていて、毎日アダルトヴィデオを
みていたのにずっと処女だった。
そして25歳で
22歳年上の男にセックスしてもらい
借金してまで貢ぎ続けたのがそこからの
数年間。
ということを赤裸々に語っているのです
(しかもこの話は何度も繰り返される)。
なぜそんな初体験になったかというと
デブでブスだった花房観音は
男に興味あることを誰かに
知られることも、モテるために
着飾ったりすることも
プライドが許さず
風俗の面接で断られるほどに
ブスでデブを保っていたので
男性とセックスするに
至らなかったということです。
なにそれ。
どんなこじれ方よ。
【男とセックスするために
消費者金融で金を借りて
処女を喪失し、それからも望まれるままに
金を渡し続けたのは
自分のようなクズを相手にしてくれるのは
この男だけだと縋っていたからだ】
50歳を迎えた彼女は
作家として成功してるので
それで良いといえばいいのでしょうが
レズビアン風俗で女と寝て
快感にふるえ
自分は男が怖かったんだなーなんて
言っている。
いやー
そんなことしてる場合?
彼女が自分で自分にかけた呪いは
まだ解けてないんじゃないのかしら。
ちょっと恐いよ。
DJ KAZURU
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