ザ格差社会とでも名付けたい
幼女の着物の差がはっきり示されてる絵。

島成園の社会派な一枚。
これを21歳で描いたとはね。

「大阪の日本画」後期展示にも
行ってまいりました。

大阪の会期と異なり
まったく撮影できないのが残念。

三味線をキリッと弾く年配女性と
マレーネ・ディートリヒ掲載雑誌を
眺める若い女性の対比が楽しい絵など
感性を刺激される作品がたくさん。

後期で一番気に入ったのは
ポルトガル?から運ばれてきた
檻に入った孔雀や
虎を物珍しそうに眺めるひとたちを
描いた「南蛮来」の左隻。

外国文化を楽しむかつての日本人。
こういうテーマ好きです。

四ツ橋だの堀江だの
自分がよく知ってる界隈を
描いてる絵もちょいちょいあってほっこり。

売ってるものは違うし
江戸期の四橋を描いたものだけど
今と同じように
商店があって人で賑わってたんだな、とか
思います。

菅楯彦って美人芸者と
一緒になったのね。

このあたりは
TVで放送されましたので
画像あり。

ちらっとだけど
前期で見た「浄瑠璃船」も映りました
これはいい絵です。
近松を演っているようですよ。

前期後期ともに
ラストを飾っていた雪の積もった大阪。

今と変わらない部分もあれば
まったく違ってしまった大阪でもある。

DJ KAZURU