女義太夫

タブレット純の
ギター漫談

長唄

の三本立てという
不思議過ぎるイベント
＠なかの芸能小劇場。

私の師匠の妹弟子が主催です。

鶴澤津賀寿は
さすがの立派な三味線でした。
人間国宝の貫禄ね。

文楽大好きで素浄瑠璃も聴いてきたけど、女流義太夫はテレビやラジオでしか聴いたことなかったのでした。

別物という感じを受けた。

タブレット純は
ネタを知っていたし、そもそも
大好きなのですが、改めて
歌がうまい声がいい、を実感。
藤山一郎や
フランク永井を熱唱されてました。

その後が難曲
三曲糸の調べ。

私は師匠のワキと
三澄先生のタテで
聴いたことあるのですが、
今回タテをつとめた会主も
その演奏に感化されて
弾いてみたい!
と思ったそうです。

二人きりの三味線で
それぞれ難しいのですが
ノリがあうことが大事なので
大変だったことでしょう。

いやー、よくやったよ。

いつも思うことですが
少しでも近づくために
私も頑張らねば。

この会の前に
同じ会場で開かれたのが
会主のお弟子さんの発表会。

長唄三味線の
杵屋三澄が出ずっぱりだったので
堪能!

三澄先生の弟子の社中の
発表会なので、
素人弟子のワキとか
上調子弾いてるだけなのですが
技術の高さが分かる。

バチのコントロールは
もちろんなんだけど、左手の
使い方が素晴らしくて
ああいう動きで糸を押さえる人
三澄先生とうちの師匠以外
見たことないや。

私もあの左手の
動きを身に着けたい…

そんなことを
考えながら聴いてました。

この発表会の出し物として
普段プロとしてやってるのと
違う楽器で演奏する
「天地会」も一曲あり
外記猿が披露されたのですが
三澄先生は太鼓もうまかった。
しかも暗譜。
みんな譜面見てるのに。

もりだくさんな一日だったな。

DJ KAZURU