九月文楽第二部
まずは
「寿式三番叟」。
勘十郎さんが翁の面をつけた
人形を遣っていて
さすがの格調。
手がすごーく高く上げる形とか
決まってた。
床は咲太夫さんが欠席なので
残念ではあるけれど
燕三さんの三味線を軸に
豪華な面々が
ずらーっと並んで迫力。
人形が疲れてゼエゼエ言うところが
隣の奥様のツボにハマったらしく
がんばれー、がんばれー
って人形に
声かけてたよ…とほほ。
「菅原伝授手習鑑」
おなじみ寺子屋の前に
八重が御台所を守ろうと
長刀振り回して奮闘する
「北嵯峨の段」があり
この場は初見だと思ったら
51年ぶりの上演だって。
そしてめっちゃ充実の
寺子屋。
玉助さんの大きな松王丸と
簑二郎さんの千代の切なすぎる
やり取りはぐっと来ました。
呂勢✕清治の床も良くて
大満足。
畳み掛けるように
ナミダナミダで話は展開して
感動的ないろは送りへ。
充分堪能したあと更に
蛇がにょろにょろ出てきて
死んだはずの桜丸と八重が
時平に復讐するという
「大内天変の段」があって
これがめちゃめちゃ
カタルシスというか
なんかスッとして終わりました。
この段も51年ぶりだとか。
知らないわけだ。
DJ KAZURU
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