銘仙コレクター
桐生正子さんのトークショーへ。
弥生美術館がパンパンだった…
11月の夏日だったけど
着物を着た人たちで
ギャラリーが満員電車状態。
これも桐生正子さんのような
コレクターがいたからこそで
銘仙にこれだけ価値が見出されるなんて
当時からは考えられなかったのではないかしら。
なにせ廉価で可愛い普段着だったわけですから。
着物のなかでも
突き抜けたデザインの面白さが見られる
銘仙が人気あるってことも感じます。
そもそも着物好きというより
洋服のお洒落に飽き足らない人たちが
着物に移行したのかなあ、だって
若い人も多いので。
銘仙の初期は
浮世絵のようにタテ糸に
色を付けていくのだけど
横糸は単色だから、パキッとしない
発色だった、とか
後には
織りの技術が発達して
機械がちゃんと回ってるのを
確認すればいいだけになったとか
織りの仕組みについても
あ、そういうことかと。
戦前はヨーロッパの影響下に
色柄も自由な感じだったけど
戦中は外国っぽいものはNGで
奢侈禁止令的なこともあり
せっかく織り込んだ銀糸を
わざわざ抜いて販売したことなど
面白い話がいっぱいでした。
そして戦後は洋装が一般化して
銘仙も衰退、と。
コーディネートを担当した
大野らふ氏も言ってますが、桐生さんが
お若いので、これだけポップで明るい
色柄のものが集まったと思います。
本当にヴィヴィッドな色の着物は
関西のみで着られてたそうで
昔は今ほど流行が日本中で均一化
されてなかったわけですね。
骨董市で見かけてそれをゲットするまでの
話とか聞いても、本当にマメに回って
掘り出し物を見つけてる感じのようです。
コレクターは一日にしてならず
収集過程の話も伺ってみたい。
リスのコーデを撮らせていただきました。
二階には皆様の銘仙着用画像。
私もいた…
古布販売のミュージアムショップで
私の作品画像コーナーも
健在でした。
作品制作 香鶴
って書いてくれてて嬉しいんだけど
アンタ誰?感ないかしら、大丈夫?
DJ KAZURU
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