「陽炎座」の4K
リマスターを観に
ユーロスペースへ。
ここの椅子が
体に合わないので辛いけど
頑張って耐えました。
大学生の頃に観たきりなので
すべてが新鮮。
色が綺麗だから本当に嬉しい。
「ツィゴイネルワイゼン」
より
更にストーリーらしい
ストーリーはないのですが
冒頭、階段で男と女が出会い
鬼灯が云々あたりから
鈴木清順色が濃厚。
松田優作と
中村嘉葎雄が並んだ感じも
すごくいい!
大楠道代が例によって
わけわからない
ファム・ファタールぶり
なんですがそれを楽しんで演じていそう。
最後子供芝居小屋での
人形振りが、特に秀逸。
黒衣ならぬ赤衣の後見で
見事に決まってました。
後半突如として始まる
芝居小屋のところは
たまらないな。
随所に散りばめられる
国芳や芳年描く
惨劇絵のような
ものも引き込まれて
見てしまいます。
生きた役者であんなグロい
ポーズはできないもんねえ。
ところで朝日新聞の
記事によると
衣装も髪型も
大楠道代は
自分でスタイリングしたそうです。
すごくない?
名スタイリストですよ、
自分の魅力をよくご存知なのでしょう。
大量の鬼灯が水面を埋め尽くすシーンは
最後に大楠道代の顔だけ残ってて
どうやって撮ったのかと
不思議でしたが、なんと
偶然だそう。
鈴木清順は映画の神に
愛されている!
DJ KAZURU
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