村井理子の翻訳で
話題の【射精責任】拝読。
著者のガブリエル・ブレア氏の
言ってることは
ド正論です。
ぐうの音も出ない。
男性が読んでも同じでしょう
望まない妊娠を避けるために
どうあればいいか。
365日24時間生殖機能を持つ
男性が避妊すればいい。
女性は妊娠できる日というのは
ほぼ一月に24時間なので
避妊のために
毎日ピルを飲んだり体に痛みを伴う
器具を入れることなどないと
いうことです。
この正論は非常に分かりやすく
手を変え品を変えその理由を述べて
くれるのですが、女性の妊娠の
仕組みに私も無知な部分がありました
恥ずかしいことですね。
最近、マンモグラフィーの検査を
もし男性がするものだったら
あんなに痛みを伴うものは
認可されなかっただろう、という
話をきいて、へーっと
思ったのですが、同様のことは
避妊についても行われてました。
女の避妊処置は
麻酔も使われずに器具を入れられるのに
男の避妊処置には手厚く
痛みを伴わないように、ってなってるんですよ。
ああ、やっぱり
男の体がより楽になるように
すべての面倒と痛みは
女が引き受けるよな社会の仕組みが
作り上げられているのですよね。
こんな本も出たことだし
変わるべきです。
昔から女性は
ごく幼少の頃から
「男は怖いものだ
なにかあったら泣くのは女だから
気をつけなさい」
と、親からずーっと言われて
セックス=望まない妊娠の可能性であり
(よく考えたら、なんで?だよね)
自分が避妊の対策を取るしか無い
それに失敗したら
自分が悪い、ということを
植え付けられてしまったのではないかしら。
そもそも男性が避妊の処置を
取っていれば、女性の親たちも
あんなに子供に
望まない妊娠の恐怖を植え付けることも
無いわけです。
男は避妊に知らん顔
望まない妊娠については
もっと知らん顔。
だということが社会的常識になってるのは
異常なことだったんですね。
もう2023年よ。
ようやく社会認識が
変化する時が来たと
期待しています。
避妊以外に
中絶、出産、出産した子を養子に出す
などの行為が女性の心身にどのような
リスクをもたらすかも
数字できっちり示してくれてます。
男性に読んでもらいたい本だけど
まあ、読む人は少ないだろうな。
今まで男が避けてきた責任を
本来負うべきなんですよ、という
提言ですから。やっぱり
男性には期待できないかも。
この本読んで
『その通りだよね
自分は著者の提言どおりにしているよ』
という男性だけセックスできる
世の中になって欲しい。
DJ KAZURU
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