目白台図書館で開催されてる
こぐま社パネル展に行ってきました。
撮影NGなのが残念ですが
区営の図書館とは思えない充実した
展示、紙ふうせんの
しろくまちゃんまでいて
最高に愛らしかったです。
思えばこの本から
私の読書人生は始まったのだよね。
細川庭園で撮影された、きぐるみ
こぐまちゃんのポスターもありました
VIVA 文京区。
この日
小学2年くらいの男の子との
出会いがあったのですが、絵本コーナにて
「ほお、絵本の平家物語なんか
あるのか」
と、見ていたら
それは何かと話しかけられたので
「ひよどりごえ。知っているかい?」
「知らない」
「このように切り立った崖を
人間は降りられないけど
馬なら行けるってことで駆け下りるんだよ。
読んでみるかい?」
「字が多いなあ〜」
というやり取りをしていたら
母君がおいでになって
「ひよどりごえ…
私も知らないので一緒に読んでみます」
と、借りていってくれました。
あの母君が読み聞かせて
好奇心の強そうな男の子に
義経の人生の一片を伝えてくれたら
いいなあ。
そんなふうに思った次第です。
まあ、考えてみれば
私も中年になってから
長唄の歌詞や歌舞伎で
「ひよどりごえ」を
知ったクチなのです。
子供の頃から平家物語を
知っておきたかったというのは
自分の後悔ですね。
未だに
平家物語と歌舞伎の筋が
混じってるていたらく。
帰宅して
こぐま社さんのリーフレットを拝読したら、
子供がすべて理解できなくてもいい。
絵を見るだけでもいい。
反応があったらそれに応えてやればいい。
来週理解するかもしれない。
絵本はテレビと違って
一方通行ではない、気持ちの
やり取りが出来るものなのだ。
というような
感じのことが書かれており、なんて
素晴らしい子育て理念なんだと
感心しました。
今から就職したいくらい
いい出版社だと思います。
それにしても
絵本の源平絵巻、良く出来てるね。
何年もの間、読み
語り継がれてきた物語に
美しい絵を添えて、現代も
書籍として流通させている。
偕成社さんも立派ですね。
DJ KAZURU
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