「浮草物語」を
弁士とピアノ演奏付きで拝見。
神保町シアターに初めて入りましたが
まあ見渡す限り、老人男性ばかりで
びっくり致しました。
1時間半も前に行ったのに
なんと最後の一枚99番の
整理券でこれまたびっくり。
行きつけの喫茶店で
開演まで待ちましたが
この店がまた映画好きの常連ばかりで
映画の話を延々してしまいます。
小津安二郎の「浮草」が大好きで
何度も拝見してますが、同じ筋の
無声映画が存在してたんですね。
小津がこの話ホントに
好きだったんだなあ、と
まず思いましたし、大好物の
雨降る中で
お向かいの軒先に女が立って
言い合うシーンもちゃんとありました。
旅芸人の身分が低かった
その時代の悲哀を丁寧に描いていて
また「浮草」が好きになりましたよ。
昨年も阪東妻三郎の「雄呂血」で
聞いた坂本頼光氏の活弁で
二度目なのでだいぶしっくり
聞くことができました。
音楽はもうちょっと
寂れた感じでもいいかなー
お洒落できれいすぎる、と思ったのですが
パリ音楽院出の神﨑えりという方でした。
おお、想像通りの経歴。
DJ KAZURU
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