パーカッション・マガジン復活第2号に掲載されている
「ラテン・ミュージックの現在」という記事を読みました。
執筆者は、Klimaxのピアニストとして3年間在籍し、
現在はニューヨークを起点にして
音楽活動をしている日本人のSiNGO。
彼のことは20年ほど前に、ティンバ・バンドを
結成して頑張っていた頃から知っていましたが、
その後キューバに渡り
クリマックスのメンバーになったという話を
聞いていました。
キューバのトップバンドに在籍することは
外国人ではとても難しく、
快挙と言ってよいでしょう。
彼はピアニストでありながら、
キューバン・パーカッションにも精通していて、
今回同紙でそのリズムの秘密を語っています。
実際にキューバ現地のミュージシャンと仲間になり、
さらにニューヨーク・ラテンで演奏していることは
とても珍しく、その体験からくる考察は
必読の内容となっています。
ポイントはキューバ人と非キューバ人、
サルサとティンバの違いをリズムから明らかにした点。
私がDJやダンスをする中でずっと感じていたことが
裏付けられていて、まさに目鱗でした。
彼の今後の活動でどのような音楽が生まれてくるのか、
同じ感覚を持つ仲間をつくることは大変ですが、
その成果を待ってみたいと思います。
(福田カズノブ 2024.1.31)
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