図書館で杉本博司の文楽
ドキュメンタリーを
上映するというので行ってみました。
ご丁寧な資料付き。
https://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/1016.html
これのDVDを流しただけですが
私は観たことなかったので面白かったです。
2011年3月といえば
まだ三味線のお稽古も始めておらず
文楽通いもしてなかったので
見逃した感が大きいですね。
有名演目の「曽根崎心中」を
杉本博司オリジナルの舞台
つまり、書割もなく、照明は極限まで
しぼり、通常の出遣いも
頭巾を被り、大きなモニターに
映像が映し出される。
通常の下手と上手の動くだけでなく
人形は奥にも前にも動く。
そして、ずーと割愛されてた
冒頭の観音廻りを
初演時のスタイルに戻して
ここは一人遣いの人形が
演る、と。
オペラの序曲のような
派手な序曲を鶴澤清治が
舞台の真ん中で弾いてるし
なかなか刺激的。
これが絶賛され
その後欧米各地を回ったらしいです。
古典をしっかりやるのもいいんだけど
新鮮な美術で古典演目を
やるのも素敵なことです。
というか、こういうものの
回数が増えていかないと、新しい
お客さんが文楽に来ない気がします。
自分がガチ古典だけで楽しい人なので
すっかり忘れてたけど、オペラを
見るような感じで見る文楽も
ありでしょう。
今回はみんなで試行錯誤して
無事公演にこぎつけるまでの
ドキュメンタリーしか観られませんでしたが
本編もしっかり観たいものです。
開始前に流れてた綱太夫✕清治。
関連書籍もまとめられてる。
20名に満たない参加者だったけど…
区立図書館の企画でした。
DJ KAZURU
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