「キューバ音楽は一言でいうとどういう音楽なのですか?」
「キューバ音楽とサルサの違いは?」
と問われることが今まで何度かありました。
キューバ人が演奏しているものがキューバ音楽と
言ってしまえばそれまでですが、
音から区別して説明することは難しく、
はっきりとした答えを見出すことができませんでした。
前コラムからすると、
「キューバ音楽とは何か」の回答は「クラーベ感の強い音楽」。
「キューバ音楽となぜわかるのか」の回答は
「キューバン・クラーベをボーカルや演奏から強く感じるから」
ということになります。
その他にも、歌のバックという演奏ではなく、
演奏そのものを聴かせていること。
音の一つ一つが強く、くっきりしているところなどがありますが、
これらは聴きこんでいってはじめてわかる、
感覚的な部分と言えるでしょう。
世界では、サルサはペアダンスのための音楽として
需要が残っていますが、
クラーベ感のある音楽として進化し続けているのは、
現在ティンバのみと言えるのではないでしょうか。
(福田カズノブ 2024.2.28)
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