ロックンロールの創世記の
功労者として
エルビスやビートルズ
ストーンズの名が浮かんでも
リトルリチャードを思う人は少ないだろうなあ。
クイアの振る舞い、ゲイで
あることをオープンにし
セックスを高らかに歌う。
メイクをして
ビューティフルな自分を
アピールする。
シャウトするように歌う。
激しく踊って観客に
訴える。
こういうことは
ポール・マッカートニーでも
プリンスでも
デヴィッド・ボウイでもなく
すべてリトルリチャードが
始めたことなのに
黒人アーティストであるがゆえに
軽く見られ、評価も
正当にはされなかったんですねえ。
50年代というレイシズムが
まかり通ってる時代だから…
客席も白人と黒人で
分けられていたんですよ。
モータウン以前の
50年代に人々を熱狂させた
アーティストですから
映画で語られなかった
辛いことは山ほどあったでしょうね。
人生の最後、ようやく
大きな音楽賞に認められ
涙する彼の姿が
それまでの評価されなかった
悔しさを表してました。
牧師が神への愛を叫ぶように
説教するパフォーマンス。
それに近いリトルリチャードの
シャウト。
音楽の完成形ではない部分の
強さとワクワク感詰まってる
いい映画でした。
「メイキング オブ モータウン」
でもカラードのミュージシャンは
当たり前の印税や給料が
払われなかったという
当時の話が度々出ましたが
並べて観ると
理解が深まりますね。
DJ KAZURU
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