東麻布のユヌパンセ にて
ワインの師匠と師匠関係で知り合った
フードライターの方と。
このメンバーでは大阪時代に何度か
レストランを回ったことがあるものの
久しぶりの会食。
ジビエのパイ包み
ソースポワブラード が
最初に目についたメニュウ。
キジバト、猪、蝦夷鹿の
ミックスだったかな?
ソースのバランスもいいし
素晴らしく美味だった。
前菜メインの他に小さい前菜を
取る構成になっていて
鴨スモーク と
クロックムッシュ を
つまみながら泡で乾杯。
他に
スープドポワソン
鱒のコンフィ
ホワイトアスパラ
などなど。
ルイニケーズで乾杯したあとは
師匠が選んでくれた
シャンボールミュジニープルミエクリュ
レフスロット 2017
落ち着きもあって良いワインでした。
デセールやチーズ
コメットさんのパンとやらは
みんなで食べ散らかした!
相変わらず
奔放に楽しむ我々。
しかし25000円のワイン開けてるんだから
カトラリー位、料理ごとに
変えてくれんもんかな、と思うのですが
カジュアルフレンチの店では
こういうのが常態化してる感じですね。
グラスワインで過ごす客と
多少のサーヴィスの差別化はあっても
良いような気がしますが…。
さて、ワインはうちの師匠が
詳細なレポートをあげてたので
まるっとコピペ。
一本のワインでこれだけ語れることがあるって
びっくりだよ。
・・・
シャンボール=ミュジニー
プルミエクリュ「レ・フスロット」2017年
AC シャンボール=ミュジニー プルミエクリュ
ラ・プス・ドール
東麻布、ユヌパンセにて 25000円
選んだシャンボール=ミュジニーは
素晴らしいもので、価格的にも
プルミエクリュでこの価格は良心的でした。
シャンボール=ミュジニーは
ボルドーワインにおけるメドックの
ACマルゴーのように
コート・ドールのニュイにおける
女性的なワインを産するアペラシオン。
グランクリュに「ミュジニー」を擁しますが、
プルミエクリュの「レ・ザムルーズ」が
『神の雫』でも取り上げられたように
グランクリュに匹敵すると言われています。
この「レ・フスロット」の畑は
村の中心部にあり
プルミエクリュの畑の中でも
上位に数えられます。
サトクリフはミュニュレ=ジブールの造る
レ・フスロットを「驚嘆すべき」と評しています。
今回の造り手はヴォルネにドメーヌを構える
名門「プス・ドール」。
1964年から1997年まで
ジェラール・ポテルが運営し
名声を博します。
ポテル氏が急逝し
パトリック・ランタンジェが新たなオーナーに。
2018年、子息のブノワ氏が継承し
現在に至っています。
ボーヌの造り手であるプス・ドールですが
2008年、シャンボール=ミュジニーの
ドメーヌ・モワンヌ=ユドロが後継者がなく
畑を購入することに。
レ・フスロットには0.42haを所有。年間生産量
ら2000本と言われています。
2017年は良作年ながら
そろそろ最初の飲み頃ではないか、と。
ヴォルネ最高の造り手が造るだけに
なかなか見事な味わいのワインでした。
色はやや枯れた感じの赤茶系。
クリアで澱はありませんでした。
香りは抜栓直後から芳しく
フランボワーズ系の香りの他に
スパイシーさも感じますが柔らかく、染み入る感じ。
エレガントさも。
味わいはしみじみと
旨味が口中に広がって行くのが素晴らしい。
タンニンと酸のバランスが絶妙。
刺激的なところがなく
スムースに飲み続けて行くことが出来ました。
料理、フロマージュとの相性も良かったです。
ミュニュレ=ジブールですと
十万円するクリュですが
プス・ドールのシャンボールは
どれも良心的な価格でありがたい。
それでも、2018年で小売価格一万六千円
最新の2021年ですと二万円超えになっています。
素晴らしいワインを
レストランで良心的な価格で
飲ませていただけたのは幸いでした。
ご一緒いただいたお二人に感謝します。
・・・
DJ KAZURU
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