澤田瞳子
「のち更に咲く」拝読。
時代は道長が権勢を振るう
平安期。
道長が倫子と結婚して
20年くらいの時代。
貴族でありながら
盗賊となり暗躍する、保輔なる
人物と、その家族や
盗賊仲間の物語。
これ
放送中の大河ドラマ
「光る君へ」と連動して読むと
最高に面白いです。
ドラマ序盤で登場し
後に紫式部になるまひろや
道長と交流のあった
昼は散楽、夜は盗賊の
毎熊克哉さん演じる直秀という人物が
非常に魅力的だったのですが、彼こそが
保輔をモデルに作り上げられた
キャラクターだったそう。
若き保輔が押し入った土御門で
結婚前の倫子と男女の仲になり
その時できた娘が
中宮となった彰子なのではないか、という疑惑。
倫子と道長の間にできた女の子が
誘拐され道長を憎むように育てられた
とか、ワクワクなストーリーを
史実に重ねてますよ。
しかし完全に
道長は柄本佑
藤式部(紫式部)は吉高由里子
倫子は黒木華
保輔は毎熊克哉イメージで読んでしまうな。
平安期は人物の経歴が
はっきりしないことが多いので
自由に膨らませられますね。
DJ KAZURU
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