M.W.クレイブンの英国ミステリ
ワシントン・ポーのシリーズから
「ストーンサークルの殺人」
と
「ブラックサマーの殺人」拝読。
26年前の少年人身売買事件に
端を発した、初老の男性たちが
丸焼けになって殺される連続殺人事件。
人身売買の被害者が
殺人捜査をする側に身をおいて
復讐を果たすという悲しい物語。
一方はサイコパスの有名シェフが
妻を殺し、娘をバラバラに刻んで
真空調理の袋に小分けして
隠ぺいを図ろうとした話でした。
殺されたはずの娘が出てきて
血液検査で本人と断定されるのですが
監察医がグルだったという展開。
そういえば「古畑任三郎」でも
監察医が犯人だったというケース
あったな…
あまり読まない近年の
英国ミステリですが、悲しい
出生の事情を持つ中年刑事と
IQが高すぎるゆえに風変わりな
人間と思われている分析官の
バディものとして大成功のシリーズですね。
これを読んでから
サロンクリスティに行くとより楽しい。
こちらは
ミステリマガジン掲載
ワシントン・ポーシリーズの短編
「死者の指」が読みたくて
サロンクリスティでランチしつつ。
疫病を持ち込んでしまった
若いカップルの悲劇。
このシリーズ好きだな、翻訳もいい気がする。
完全に早川書房の戦略に
絡め取られています。
DJ KAZURU
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