大吉原展へ。
藝大美校敷地内にある
美術館で開催された展覧会へ。
吉原の郭の様子を
大きな作品に仕上げた
辻村ジュサブローによる
三浦屋の大型模型や
喜多川歌麿の大作
「吉原の花」などが目玉。
全体に歌麿の絵が多め
新しいところだと鏑木清方とかも
展示されてました。
絵は好みのものしか見ないので
サーッと長した部分もありますが
江戸期から明治まで様々な
遊女の絵が拝見できました。
3階フロアが仲通りの
見世みたいになってて
三味線の音がスピーカーから流れ
ちょっとした
アミューズメントパークっぽい雰囲気。
切見世の紹介もあったんだけど
ここにいた最下層の女郎っていうのが
いることで、自分はまだマシと
苦界に耐えてた女郎がいたわけで
そういう下が下を見て今の状況に
納得するような吉原のシステムは
酷いことよのう、って思うよね。
また当時の装束がわかる
貴重な資料として女郎たちの
写真が展示されてましたが、あれも
こんな女郎がうちにはいますよ、っていう
宣伝の写真として撮られたわけですよね。
これ存命してる元女郎の
写真とかだったら大変だよね?
100年以上前だったらいいのか?という
疑問は残るね…
河東節を嗜んだという
遊女の持ち物だった三味線も
展示されてたんですが
細い、細すぎる三味線で
びっくり。
バチも私が使ってる現代の規格のものの
1/3くらいしかないちっちゃな撥で
特注だったのかなあ。
エントランスでは藝大の
学生たちが、吉原雀の
長唄演奏をする一幕も。
なんか最近邦楽の学生減ったらしいね…
若手の卒業生が手伝ってました。
お稽古仲間の
お姉様がたに偶然お会いし
オークラのレストランで
ナポリタンいただきました。
お土産の和三盆。
DJ KAZURU
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