文楽五月、若太夫の襲名口上は
呂勢太夫がよどみなく進行。
まずは錣太夫さんから
入門の際、これはサラブレッドで
白馬に乗った王子様だとか
先代は目が見えなくなっても
競馬楽しんでたとか
馬の話が多かった。
団七さんは
長老っぽい感じで淡々と。
勘十郎さんは
呂太夫襲名のときも言ってた気がするけど
ブラジル公演が楽しすぎて
ビーチで日焼けした話してた。
和田合戦女舞鶴は
色々あって
我が子が自ら自害するように
親が泣く泣く仕向ける話なので
語りはもっと
切なくドラマティックな感じを
ドッシャーンとぶつけるような語りでも良かったかなあ
と思ったけどそういうもんではないのかな?
出だしのたっぷり感というか重々しい入り方は好き。
予定通りに子供が腹に
刃突き立てた所で
お前は裏切り者の子ではなく
かつ、お役に立った!
とかいう流れもなんか全員可哀想すぎる。
勘十郎✕玉志の人形は
ぴったり来てた。
床より人形のほうが印象深かったかなあ。
万歳では咲寿太夫はじめみんなが
オープニングを力強く努めた感じ。
結局堀川が一番良かったんだけどね。
織太夫✕藤蔵のパート
目の覚めるような
リズムのある床で楽しいのに
短かったなー。
でも堀川は総じて良かった。
お猿たちのわちゃわちゃした明るい動きで客席もほのぼの。
おつるは三味線持ってきたときは楽器が大きい、と思うんだけど弾き始めると軽々弾きこなしてるのすごい。
道行きはなくてもいいじゃんと
思うんだけど、始まってみると
文楽ならではの良さが感じられるから
やっぱりあるべきなんだろうな。
療養はともかく退座する人もいた、ちょっと珍しい。
DJ KAZURU
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