
「ある翻訳家の取り憑かれた日常」
村井理子 著、拝読。
NYでラテンシンガーだった
ヨーコちゃんとの縁から知った
村井理子ですが、もうジャンジャン
売れっ子になってますね
翻訳家としてもエッセイストとしても。
ヨーコちゃんも今は別の道で
活躍してるようだし、私だけ
なんもしてない、もう驚くほど
何もしてないけど、生きてるだけで
素晴らしいんですよ、と
自分で自分に言い聞かせてます。
さて、この本ですが
2023年から約1年間ウエブ上で
連載されており、ずっと追っかけて
読んでいたものです。
彼女は私と同世代ですが
心臓に大きな疾患があり、定期的に
通院してるので、まず身体的に
辛いことが多かろうと察せられるわけです。
メンタルクリニックにも通ってるし。
家庭は夫と双子の高校生の息子が
いるから常に大量の食事を作ってるし
翻訳もいっぱいやってる。
そして夫がいまひとつ使えないため
認知症の義父母の世話も
しょっちゅう義父母の家に通って
やっているし、ケアマネさんからの連絡も来る。
こう書くと
なあんて忙しく急き立てられる
毎日なんだろうって思いますが
彼女はいつも自分尺度の
面白いことや笑えることを見つけて
文章化してくるんですね、すごい才能です。
めちゃくちゃタスク山積みだし
追い込まれてる毎日なんですけど
日記のようなものが
実に楽しい読み物になってます。
ヨーコちゃんが
「村井理子はすっごいやつなんや」と
教えてくれたのも納得なんです。
こういう書籍だけでなく
SNSでの日々の彼女の発言もチェックしてるし
もはや
会ったことないけど友達くらいの
距離感で見てる私…というか
そんな感じで彼女のエッセイを読んでる人
多い気がするんですよね。
日々の生活はタスク山積み。
健康も年々問題が出てくる。
家族の世話でいっぱいいっぱい。
みんな共通項があるんでしょう。
この中で爆笑エピソードも
しんみりエピソードもいっぱいありますが
私が大笑いしたのは
「京都の学生時代、中華屋でひとり
ラーメン食べてたら、後ろの席の
カップルがモメだして、女がドンブリを男に
投げつけた。
男がかわしたドンブリは
村井理子の頭にクリーンヒット。
泣きじゃくる女を横目に
不愉快そうに金を置いて出てった男は
なんと
村井理子がひそかに惚れてた
古着屋の店主だった。それを
頭から麺たらしつつ確認した」
という話です。
DJ KAZURU
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