「私にふさわしいホテル」
柚木麻子 著、拝読。
山の上ホテルが舞台の
小説だと言われて、読んだ一冊。
この作者のbutter とか面白かったけど
最近読んでなかったなあ。
作家として何が何でも
成功したい女性がベテラン男性作家
(伊集院静のような北方謙三のような?)を
巻き込んでのし上がろうともがく物語。
最初の方に
山の上で作家がカンヅメになる
描写が出るのですが、ホント
もはや懐かしいです。
日本人の体型に合った
小ぶりなホテル。
穏やかな時間が流れるロビー
田辺聖子の全集が並んだ書棚。
私は家が近いので
宿泊経験はないけれど
バー、フレンチ、天麩羅
鉄板焼、ビヤガーデン
中華、コーヒーパーラー、と
よく利用したものです。
この小説、特に
どうという話ではないのですが
映画化が決まっており、閉鎖直後の
山の上で撮影した可能性もあるので
懐かしのホテルが
スクリーンで見られるのかと思うと
ときめきますね。
DJ KAZURU
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