村井理子の
翻訳者の生活、あるいは
翻訳者志願の人に向けたエッセイ。
私は翻訳者になるわけじゃないけど
一冊をまず訳してみよ
それを持ってプレゼンしろ
というのはわかりますね。
編集者が
ぜひ日本語にしたい海外の
本を見つけてくるなんて
難しいだろうし、自分の
筆力、翻訳技能を知ってもらうには
一冊をどーんと訳しきって
見せるしか無いでしょう。
面白かったのは
チェック作業に
早回しでオーディブルで
原書を再生、
それを聞きつつ自分の漏れを
発見してるということ
海外の本はほぼ
オーディブルが存在するそうですね。
オーディブルだと朗読の抑揚で
意味がはっきりすることもあり
有用だとのこと、なるほどねえ。
村井理子は、Z世代が
書いた本なんかはやはり
Z世代の翻訳者が訳すのが
いいだろうと言っており
私も同感です。
世界で名著と言われるものでも
翻訳者の感性が作品にフィットしてなければ
精彩を欠くわけで
また、今読まれるためには
現在の言葉で訳されることも
大事でしょう。
私も良い作品を
良い訳で読みたいので
翻訳者には頑張ってほしいですね。
最近訳者あとがきが
無償であることについて
疑問が提示されていますが
そういうなあなあなのも
ホント良くないですね。
DJ KAZURU
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