文楽一部へ。
くろごちゃん登場日です。
まずは日高川。
太夫陣もそれぞれ
頑張ってたと思うし
特に細かい筋はないので
ゆるりと拝見。
ここまで恋に執着出来るのも
16.17歳だからよね。
若い娘には想う男の他に
男が山ほどいること
見えないの。
娘の姿のまま川に入って
泳いでるうちにガブるスタイル
そしてまた娘に戻ってた。
と、思うんだけど
やや遠目だったからなあ。
江東区文化センターは
初めての箱なので
通路のある6列目にしたけど
もっと前でも良かった
人形はやや遠い感じ。
「瓜子姫とあまんじゃく」は
初めて見たけど
千歳太夫が軽妙に進めるので
楽しく見れたな。
民話の世界のような。
瓜子姫を妖怪が
真似するくだりの三味線の
手が、変わっていて
ズレたこだまのような
珍しい手でした。
ああいうのはセンスがないと
難しいかもね。
下座が客席に
張り出すようなスペースも
うまく使ってて人形にも
工夫があるんだけど
とにかく遠目…
井上ひさしの
「金壺親父恋達引」は
モリエールの原作どおり。
そもそも
文楽向きの題材なんですね。
簑二郎さんが金壺かき回す
冒頭でつかみはOK。
碵太夫の婆さん役が最高で
佐渡おけさまで奮発。
もともといい声だけど
ノリの良い
面白みのある役も上手。
燕三さんの三味線は音色がよくて好み。
肩衣も大胆に波打ってる横縞でかっこよかった。
「今ごろは半七さん」
のオマージュがあったり
ほどよく文楽ファンに訴える流れでした。
コトミちゃんもいたよ。
DJ KAZURU
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