「朧の森に棲む鬼」
新橋演舞場で拝見。
中島かずきの
戯曲も拝読しましたが
覇権争い、不思議な呪い
味方の裏切り
敵と思ってた相手が生き別れの兄弟だった…
ギリシア悲劇やシェイクスピアに
あるような内容ですね。
会場に入ると
朧の森のセットが
とても素敵でした。
松本幸四郎ではなく
尾上松也の主演のほうを
観ました。
ライと右近演じるキンタの
やりとりが切なくて
良かったですね。
染五郎がすっかり
立派な若者になっておりました。
殺陣もきれい。
花道も多用して
派手な演出。
だからこそ「だんまり」風の
部分が引き立ってました。
一幕の終わりで
完全に悪に目覚めた松也ライ。
二幕目では悪の道を
血を流しながら進む
ヒリヒリする松也が
見れました。
時蔵はこういう芝居でも
歌舞伎の女方の良さを見せてるくれる。
改めて存在感あるな、と。
音楽はスピーカーから
録音されたものが流れるんですが
好みじゃなかった。
ああいう演歌っぽいボーカル
芝居で流行りなの?
オーケストラ編成の
音楽が良かったのでは。
途中たまに
上手のセットから透けて見える
義太夫は良かったので
そこを増やしてもいいかな。
衣装も微妙かな。
時蔵のヘアスタイルは好きだったけど。
私、演舞場といえば
蕎麦なのですが
幕間にまた天麩羅蕎麦食べちゃった。
ここの蕎麦美味しくて好き。
そして場内気温低めだったから
温かいもの食べて良かった。
お茶がペットボトルに
なってたけどかえっていいかも。
この日はカメラが盛大に
入っており場内が
ワクワクに満ちてた感じ。
最後の宙乗りも
鮮やかで、芝居の夢を
彩ってくれました。
DJ KAZURU
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