新年の新国立劇場での
歌舞伎は、着物姿も多く
華やか。
藤純子さんもいらっしゃいました。
国立劇場の歌舞伎のときに
割とよく会える。
すごい席だった…
なんというか、私だけのために
芝居してくれてるような
気になってしまう恐ろしい席。
演目は通しの毛谷村。
菊之助が六助。
とにかく
お園が輝く毛谷村でした。
演じた時蔵が隙なく上手い。
はんなりな様子も、瓢箪棚で
アクロバティックに戦うところも
どちらも素晴らしい。
最近後見の方の
本を読んだせいか
黒衣、後見の仕事が
気になるんですが、時蔵が
虚無僧の扮装で勇ましく
乗り込んできてから
六助こそが自分の夫に
なる人だとわかった時に
濃い紫の足袋を脱がせて
赤い帯揚げをつけて
恋する女性の姿に変える
手際など見事なもんですね。
菊之助は最初マタギ風の
田舎っぽい扮装ででてくるけど
顔が整いすぎて
田舎者感ゼロ。
後半
人がいいだけではなく
事情を飲み込んで
やる気になったところで
本来の大きさが分かる感じ。
悪役イケボの
彦三郎さんは、ドスが効いてて
終始ぴったりの役。
最後菊五郎がバーンと
出てきてありがたく大団円。
座ったままセリフ言うけど
動きがなくても明るさが
舞台に加わってる。
子役の5人が
それぞれしっかりセリフを言ってました。
最後は恒例の手ぬぐい撒き。
時蔵さんから
手ぬぐいもらえるなんて
今年はついてるなあ。
そして
秀之介の投げた手ぬぐいが
ポンと帯の上に乗ったので
ふたつ貰っちゃいました。
幸先がいい。
DJ KAZURU
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