岡村靖幸ツアー
「芸能人」三公演めの参戦は
zeppダイバーシティ。

整理番号322番でも
お気に入り段差上のセンターバー
やや下手側に収まりました。

正直ここが取れないと
途中離脱も頭をよぎる位
ぎゅうぎゅうに混んでるし
平場では
身長の低い自分には
何も見えません。

ほぼ同じ構成で既に
二度見てるのに
めちゃくちゃ面白い。
ずーっと聴いてられる
数少ないアーティストです。

カバー曲は
ビル・ウィザーズ「use me」。

またしてもノッてるの
私だけな…９割以上は
「カルアミルク」
と
「あの娘ロングシュート決めたらどんな顔〜」
が好きな客と察せられます。

この二曲だと彼の真髄わからないんだけどね。

戦場のメリークリスマスを
例によって岡村解釈
ピアノ弾き語りでやったのが
この日の特別曲でした。

続けてほぼ客席が歌う
「友人のふり」。

バンドに戻って
「ライオンハート」の
流れが美しい。

その後に
「ラブメッセージ」を
演奏したのですが
渋谷と横浜では入っていなかった
曲でした。

これは園子温監督の
数年前公開された
映画のテーマ曲なんです。

彼の業界内性加害の問題が
作用したと思われますが
昨年末紅白で
星野源は彼の
映画のテーマソングを
歌うはずが、世論が赦さず
曲差し替えとなりました。

曲に罪はあるのかという
問題がここで生じるのは
岡村ライブでも同じで
胸糞悪い映画監督の顔が
よぎりつつも
演奏は最高なのです。

考えてみれば
外道な映画監督というのは
他にもいて、私は
その人の作品を知らずに
喜んで観てることも
あったでしょう。

この日はすべての問題を
置いておいて
楽しみました。

これが岡村靖幸の思うツボなのか
どうなのかなあ。

ところで

私は「祈りの季節」という曲が
好きなのですが、今回のライブでも
演奏されました。

09:25 あたりから約一分。

1991年のステージで

「性生活は満足そうだが
ニッポンは子沢山の家族の減少による
高齢化社会…
高齢化社会なの?」

と世相を歌い上げた若き岡村靖幸ですが

この日のZepp は高齢者だらけで
フロアが高齢化社会そのもので
なんだか笑えませんでした。

本人ももうすぐ還暦。

驚くほど激しい動きをしてますが
これもあと何年見られるかと思えばこそ
複数回参戦してしまいました。

DJ KAZURU