
演舞場ではここがお気に入り
伊東深水「古曲の人たち」。
二月新派喜劇公演
「三婆」拝見。

有吉佐和子の昭和の名作。
一度も見たことなかったし
水谷八重子も波乃久里子も
86歳と80歳だし、初見と
見納めを兼ねて、という感じ。

客席もそれなりの
高齢者だと思ったら、若くて
可愛らしい格好をした
お嬢さん方でいっぱい。
どうやら川崎皇輝という八百屋の
店員役の若者が
アイドルスタアのようでした。
すごい動員力ね!
大きな役ではありませんでしたが…
三婆のもうひとりが
渡辺えりで、彼女は相変わらず
パワフル。
圧が強くて面白くて
めいっぱい。
正直彼女無しでは成り立たなかった
舞台かと。
水谷八重子も声が細くなり
そりゃあ年齢を考えたら
素晴らしいし、風情はあるけど
渡辺えりがいなければとても
寂しい三婆だったでしょう。
昭和30年代に
金融屋の男が芸者上がりの
二号の家で死んで、本妻と
男の妹(行かず後家)の
奇妙な共同生活が
始まるのですが、今だって
行くところも住むところも
なくなって、ひとりぼっち同士
寄り添って暮らすなんてことは
おおいにありそう。

高齢化社会は
昭和の比では無いですからね。

幕間必ず天麩羅蕎麦食べる人。

お茶がくまモンで可愛い。
DJ KAZURU
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