
二月文楽
第三部千穐楽へ。
音響問題が取りざたされた
文京シビックホールですが
織太夫✕燕三のパートになったら
音響がどうとかまったく気にならずに
聴き入ってしまった。
今月の文楽は三部が優勝です。
勘十郎さんが遣うと
感情ダダ漏れの表情豊かな
人形が見れて楽しい。
浮かれる、激昂する、
絶望する、息も絶え絶え…
すべて解像度が高い感じ。
勘十郎のお三輪が
あまりにも情緒豊かなので
求馬と橘姫がややそっけなく見える
ゆえに求馬と橘姫に
ペア感が出る、そんな恋の苧環でした。

私って燕三さんの三味線好きなんだな。
音色の深さが違うもん。
細かい手の時より
テーーーンとひとつ
鳴らしただけの時に
より感じる。
チケットが高くても
今回の三部のように
充実の内容なら納得できます。
流浪の文楽東京公演
今後はどうなるんでしょうか。

DJ KAZURU
Add A Comment