
幕見で忠臣蔵
七段目&十一段目
Bプロ拝見。

平右衛門がわーわー
やってる序盤に
うっせーなーって感じで
ゴロゴロしてる時のにざ様が
とにかく色っぽい。
81歳の人が主役の歌舞伎で
かつ色気がダダ漏れてるなんて
ホントすごいね。

ちょうど前日
大河べらぼうと同じシーン
「由良さんこちら〜手の鳴る方へ〜」も
仁左衛門バージョンが
放蕩感出てて最高です。
平右衛門の松也は
ぴったり、という感じ。
足軽の下々の雰囲気と
心に持つ忠義の大きさが
しっかり伝わってきた。
お布団かけてあげるとこも
すごく良かった。
七之助のおかるは
薄味な気もしたけど
とにかく美しく、兄との
やりとりで激高してく辺りから目が離せなくなった。
亀蔵の斧九太夫も
悪どさと小物感が出てて
好きでした。
十一段目
浅葱幕落ちて
雪の真っ白さに立つ
四十七士の絵面だけで
込み上げるものある。
師直を討ち取ったあと
塩冶判官の位牌
九寸五分
師直の首
と、並んだところ。
そこでも
九寸五分についた血が強調され
塩冶判官の悔しさが
見えるようでした。
服部の菊五郎のハレ感すごい。
馬に乗って出てくるから
足腰の弱さも感じさせないし
最後のにざ様との
やり取りがとても華々しいフィナーレに。
なかなか濃い時間でした。

DJ KAZURU
Add A Comment