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2025イヴェント休業中、各コラム更新中《TIMCUBA動画有》

18644 2025年現在timcubaのイヴェント休業中です。 コラムは随時更新していますので 各メニューを選択してくださいませ。 https://youtu.be/BELIZJu0ruM 2014年の過去動画ですが 六本木で思いきりダンスと音楽を味..

2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..

「これから聴くティンバ」掲載再開です。

キューバの基幹音楽ソンとティンバは、親子のような関係ですが、
新しいものを生み出したい若者にとっては、
ソンは古臭い音楽でティンバに向かっていくのは
仕方のないものがありました。その結果、
2000年代中期には多くのティンバ・バンドが生まれたのですが、
同じような演奏ばかりになり新鮮さを失っていきます。

その中で、ソンをベースにティンバの疾走感、
現代的なメロディをもった曲を立て続けに発表し人気を得たのが
Manolito y su Trabucoでした。

リーダーのマノリート・シモネーは、
そのオーケストレーションの実力で評価されていましたが、
作曲の出来るボーカリスト、リカルド・アマライが
加入してからは、ヒット曲を連発する存在に浮上。
従来のティンバがやや失速する中、
ソンとティンバの中間に位置するサウンドで
キューバの音楽シーンを引っ張るバンドになります。

紹介する曲は「Locos Por Mi Habana」。
明るく印象的なメロディ、ソンの持つ重厚なリズム、
現代的でモダンなアレンジとオーケストレーション。
マノリートはこの曲で2000年代における
ティンバの完成形を示しました。

ちょうどその頃、何度も来日して人気が沸騰。
当時、TVスペイン語講座の中で、
「若い日本人女性がキューバ旅行し、
現地のキューバ人青年に恋をしてしまうという」
実際にあったのかと思うほどリアルな内容のドラマが
ありましたが、そこでマノリートの曲が使われていて、
そのことを思い出す1曲でもあります。
何人もの女性がキューバ音楽と共に
現地で恋に落ちたことでしょう。
そんな魅力がティンバにはあるのです。

現在のマノリートは、フロントのメンバーを一新。
デュオで活動していたボーカル2人の加入で活性化し、
アマライと共にバンドの第二期黄金時代に入っています。
コロナが収束したらまた来日してもらいたいバンドの筆頭です。

2021.8 福田カズノブ


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