川上未映子「乳と卵」の最初のページを繰ってすぐに
これは許容範囲を超えているってことに気が付き
ゆっくり落ち着いて読もう、と
思った次第。
たまにそういう本や音楽や表現の色々が
ありまして
CD一枚をとても一気には聴き通せない
一曲づつ消化してからじゃないと
進めないよー、みたいな感じですね。
異質なパワーが充満していてびっくりする。
ラテン音楽ではそういうことが殆どなくて
心安らか。
ラテン音楽はその性質として
おおらかであるということは言えそうです。
あんまり人に無茶させないっていうか。
で、「乳と卵」に収録されている
「あなたたちの恋愛は瀕死」のほうを
先に読んでみたわけですが
これも、すごかった。
かいつまんでストーリーを説明するとしたら
ただの頭のおかしいレディの話かと思われそうですが
この短編内に流れている風のくっきり感といったら!
川上嬢、純文学の人ですね。
今度私が
伊勢丹に行ったら
そしてそのあと紀伊国屋に行ったら
ティッシュ配りの兄さんを見かけたら・・・
軽く気が違いそうでとても楽しみです。
(DJ KAZURU)
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