Havana Rakatanの公演を、
昨年行われたLady Salsaとの違いに
スポットをあててレポートしたいと思います。
まずは、その進行。
Lady Salsaが進行役を立てて
キューバ音楽の歴史を言葉で説明していたのに対し、
Havana Rakatanは言葉の説明なしに、
ダンスのみでストーリーを描いていました。
そして音楽は、Lady Salsaは
ティンバ系のミュージシャンの混成チームだったのに対し、
Havana Rakatanはトラディショナル・ソンの
バンド・サウンド。
グルーヴがあります。
演出は、Lady Salsaが
ラストで会場のお客さんをステージに上げての
フィナーレだったのに対し、
Havana Rakatanは
会場との交わりは一切ないものでした。
全体的に、Lady Salsaは
誰にでも楽しんでもらうことに重点をおいていて、
ちょっとやりすぎな面がありましたが、
Havana Rakatanは、
音楽とダンスに徹した内容で、
見てもらいたいところが強調された
一級のレビューであったと思いました。
特筆すべきは、
キューバの芸術学校EMAを首席で卒業し
コンフントに加入、Rakatanに参加した
ヨアニスのルンバ。
明らかにサルサのペア・ダンスは、
ダンスのごくごく一部で、
どちらかというと求愛のためのもの、
という気がしました。
まさにキューバ・ダンサーの実力を
見せつけられたショーでした。
Add A Comment