本日のお茶請け
世田谷フラウラのメレンゲ。
シーズンごとなのかわかりませんが
訪問のたびに美しいメレンゲに出会えます。
こういう一見駄菓子っぽいものの
出来が宜しいというのは素敵なことですね。
・・・
村上隆「芸術起業論」拝読。
意外と真理を突いた
お話でありました。
日本において
芸術を志す人の多くの最終的な
落ち着きどころが「教師」。しかも上等な
収まりどころがそれであるっていうことには
私も常々疑問だったものですから、この本を読んで
ああ、日本の芸術の世界が特殊だったのだなあと
諸々腑に落ちた次第。
作品に文脈を与えること
価値のプレゼンテーションを重んじること
ブランド化こそが重要である。
西洋美術の仕組みを
理解せず「自由」に作品を仕上げることが
如何に「愚」であるかを、著者は
ウオーホールやスピルバーグを例に挙げ
といております。
お説御尤も、という感じでした。
今まで言ってはいけなかったことを
ペロッと言っちゃているようにも思えますが
村上氏自身、「上手いことやって儲けた」わけではなく
芸術大学博士課程を修了しており
36歳までコンビニ弁当の売れ残りを
貰ってくるような生活を経験されていたわけですから
「正統派」の方の訴えでもあるわけです。
真っ当な音楽を続けながら「金」を敢えて口にした
永ちゃんみたいな感じでしょうか。
しかしなあ。
それでも私には村上氏の作品の
良さってわからないのですよ(笑)
ヴィトンのモノグラムにカラフルなパンダみたいなのが
つけられた時もポカーンという感じでした。
(DJ KAZURU)
Add A Comment