女性作家4人がバスク、アレンテージョ
ブルターニュ、ピエモンテをそれぞれ旅して
見聞したことを基に、短編を書くという
企画もの。
角田光代氏の作品は
家族の問題って、食卓でこそ突如として
顕わになる、という真理を描いていて
こういうことって全世界共通の
「やりきれない感覚」なのかしら、と感じました。
どの小説も「田舎」の保守的な食文化が
それゆえ強く深いことを匂わせています。
それまで食べてきたものが
すなわち自分であるということからの
逃れられない空気が、あるわけです。
某女性誌にて、タイアップ企画の
記事も拝見しました。
日本もそうですが、思いもよらない調理法で
食べていたり、料理って
実に土地に根差したものなのですよね。
(DJ KAZURU)
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