神戸ダニエルのケーキ。
新宿伊勢丹で出店してましたのでゲット。
「ラブ・レター」という映画で
加賀まりこが、家を訪ねてきた
息子の元婚約者である中山美穂に
「ケーキ食べていかない? コムシノワのよ。」
という科白があったかと思いますが、コムシノワと
同じく、ちょっと前の神戸を
象徴する店ではないかしら。
最先端! とか フランスそのもの! とは
違うんだけど、神戸らしいお店。
・・・
天童荒太「あふれた愛」
「永遠の仔」以前の短編集ということですが
「悼む人」につながるイメージの作品もあり
とにかく秀逸でした。
最近自分よりちょっと若い
70年代後半生まれの作家たちの
作品を読み、あまりにも
生きている感じが希薄という印象を
うけることが多かったので、そういったもの
に比すると格の違いが明らかであります。
ひりひりするような痛みを
伴う感情に振り回されることは
面倒くさいことなのでしょうが
やはり人間ですから、面倒くさいとしても
それらとどのように
向かい合うのか、色々な形が
提示されている作品でありました。
(DJ KAZURU)
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