キューバ国内バンドの2010年NO.1とNO2の発表です。
第1位は、Manolito Simonet y su Trabuco。
ディスクレビューにも取り上げましたが、ここ何作かの中では
アルバムとして最も充実している作品です。
やみくもにレゲトンやポップスなど流行を追いかけるのではなく、
逆にアルセニオなどの古典を取り上げるのでもない、まさに
等身大のマノリート・シモネーが創り上げた音が詰まっています。
ティンバを通過したソン・クバーノのひとつの形でしょう。
バンバンやプーピ、マイケルブランコは、レべが創りだした
ビート、チャングイ(レべ風)の拡大、発展系であるのに対し、
もう一方の流れはマノリートが担っていると言ってよいでしょう。
パウロFGとのコラボも派手すぎず良。
2010年を代表する1枚です。
第2位は、Tumbao Habana。
リリース前の期待と実際聴いてみたときの感想の差を数値化
したならば、この作品はぶっちぎりトップです。
彼らのまさに自己ベスト。2000年からバンドを維持して、10年後に
ベスト・アルバムを創り上げるのは並大抵のことではありません。
メロディ、ボーカル、演奏どれもAクラス入りの水準。
11曲目などは、ティンクーバでDJ KAZURUがヘビーローテーション
していましたが珠玉のキューバン・サルサです。
ティンバが失速した理由の一つに、良いメロディや歌を軽視し
アレンジ至上主義になったことが挙げられると思いますが、
このアルバムにはそれがなく、歌心が感じられる曲が多いのが特徴。
2010年の最大の収穫といえる1枚です。
(福田カズノブ)
NO.1とNO.2、予想通りでした!
3位以下、未聴アルバムも含まれていたので、また参考にさせていただきます。
2011年、11年目のティンクーバのご活躍も楽しみにしています。
best wishes xxx
クバニータさんの予想的中でしたか。
トゥンバオ・アバナは、昨年初めのリリースでしたが、
出た時すでにベスト・アルバム候補でした。
未聴アルバム、気に入ってもらえるとうれしいです。
本年もどうぞよろしくお願いします。
Add A Comment