知人がラテンビキニのショップを
オープンしたというので、どんなものかと
思いましたらこんなに可愛いものでした。
というショップ。
最初
過激! とも思ったのですが
20年も前にハイレグ時代を経験している
我々日本女性が動じてはいかんですな。
・・・
成瀬巳喜男 「浮雲」
見ました!
どうにも身動きの取れない
ずぶずぶの男女関係を美しい陰影で
描いた作品。
「めし」を拝見した時も感じましたが
モダンな空気感なんですよ、これが
1955年の空気かと疑うほどに。
挙げればきりないですが
くたびれた男の靴を玄関で
女中さんが揃えるカットをはじめ
成瀬調! と
私でもわかる「効く」カットがいっぱい。
ベトナム派遣時代に
不倫関係にあった役人と
高峰秀子が戦後日本に戻っても
離れられなくて、うだうだしているだけの
ストーリーながら
この時代に女性がたくましさを発揮しなければ
生き延びられないという世間の風や
風情がいいだけで次々に女と
関係してしまう男のみっともなさが
やけに細やかに描かれていて
映画の凄さを感じた次第。
それにしても高峰秀子は
若い時分、親戚の男に
狼藉をはたらかれ、ちょっと風情がいいだけの
不倫相手の男はといえば
内心一度手を付けた女のことなど
疎ましいだけの存在になってしまっているのが
みえみえでして
官吏ゆえのプライドだけは高いくせして
生活の面倒などは見てくれないもんだから
米兵相手の女にもなり、そして
妊娠中絶と、転落一直線に見えながら
最期に至って、実に
幼子のようなひたむきな愛を示すのです。
純情で命を散らした日本女性の
衝撃深き
生きざま死にざま。
(DJ KAZURU)
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